スペイン生まれ。ロンドン在住。2003年筑波大学人間学類卒業。写真の存在論を探求した平面作品や、物語性を巧みに用いた多メディア・インスタレーションで特異的な歴史を普遍的な問題へと媒介して行く作品群を製作する。また近年はエネルギーの問題や経済、科学、信仰など人間の営みに焦点を合わせ、時間や価値観の軸の中のかけ離れた点を提示することでしばしば、観客を是と非の間へと誘う作品群を製作している。
近年の主な展覧会に「Stella Maris was a name I found in a dream」(Daiwa Anglo-Japanese Foundation、ロンドン、2016)「Fall」(第10回資生堂アートエッグ、資生堂ギャラリー、東京、2016)、「第19回岡本太郎現代芸術賞展」(川崎市岡本太郎美術館、川崎、2016)、「VOCA2015」(上野の森美術館、東京、2015、大原美術館賞受賞)、「To tell a (hi)story」(Husk gallery、ロンドン、2015)、 「内臓感覚」(オル太x川久保ジョイ、金沢21世紀美術館、金沢、2013)等がある。平成27年度ポーラ美術振興財団在外研修員としてイギリスにて研修。
( c ) Kenji Takahashi, 2015
( c )Ken Kato, 2016